2018年11月30日 14時08分

1. お金をなんとかして調達したい
2. 銀行と消費者金融会社
3. 消費者金融会社で借りる
4. 中小消費者金融会社と街金
5. ブラックでも即金で借りることができる？

   

お金をなんとかして調達したい

お金をすぐにでも調達したい場合は、短絡的に銀行や消費者金融会社からお金を借りるのではなく、まずは自分で何とかしようと考えたほうがいいでしょう。特に必要なお金が少額でしたら、自分でなんとかできる可能性も高まります。

そういったことで、まずは家の中の不要品を買取りしてもらう方向で考えてみましょう。なかなか使える手ではないのですが、少額のお金をなんとかしたいのでしたら、かなり有効な方法と言えます。

しかし、家にある不要品ですから、誰にとっても不要品の公算が高いです。ですから、買取りができても買取り金額はそれほど高いものにはならないでしょう。それでも、数多く買取りしてもらうことで、不要品の処分にもなりますし、1万円くらいの買取り金額にはなるでしょう。

また、書籍やコミックは意外と高値になることがあります。特に人気のコミックの全巻があれば、高価買取りとなることは間違いないので、そういった場合は価値の分かる古本屋に買取りを頼んだほうがいいでしょう。買取りしてもらう本がかなりあるようでしたら、それだけで1万円や2万円くらいにはなるはずです。不要品の買取りと合わせて3万円くらいにはなるので、必要金額がこのくらいなら十分に調達できたことになります。

また、これ以上のお金が必要あるいは、買取り金額が足りない場合は、不要品ではなく必要な品を買取りしてもらわないと行けないケースもあります。家の中で必要品でも必需品ではないものといえば、テレビやパソコンでしょう。この二つはスマホがあればなんとか代用できます。パソコンなどはかなりの買取り金額になりますし、テレビも新しければ1万円や2万円にはなります。

年式にもよるのですが、購入価格の10分の1程度が買取り価格となります。ですから、テレビが5万円だったら5千円ということです。程度や年式が新しければそれ以上になります。テレビやパソコンを買取りしてもらうことで、必要金額には楽に到達することでしょう。

しかし、お金がどうしても必要だから無理してお金を調達したので、その場では良くても、あとでテレビもパソコンも必要になります。テレビを例に取ると買取り価格の今度は10倍で買い戻さなくてはいけないので、新しく5万円でテレビを買わなければいけないのです。お金が必要だからしょうがないにしても、かなりの銭失いをしたことになります。

ですから、買取りについては不要品を買取ってもらうのが原則ですが、不要品の買取りは数年に一度程度しか使えない方法です。頻繁に家庭から不要品がでるわけではないということですね。そうなると、必要品を買取りしてもらうことになり、ある程度の買取り価格になるのですが、もともと必要な品ですから、あとで 買い戻さなくてはいけないのでかなりの出費となってしまうのです。

必要なお金が少額でしたら、友人知人を頼ってお金を借りるという方法があります。昔からの友人知人でしたら、お金を融通してくれと頼むと快くお金を貸してくれるでしょう。そのとき、いったいどのくらいのお金なら快く貸してくれるのでしょうか。このあたりは気になるところです。そのときは自分の胸に聞いてみるのが一番です。自分がお金を普段通り持っていると想定して、友人知人からお金を貸してくれと言われたときにどのくらいまでなら出せるかを考えてみるのです。

というよりも、普通だったら借りるほうがいくら貸してくれというのがセオリーですが、普段財布の中にいくらくらい入っていて、それをすぐに貸し出せるのかを考えるのです。普通に考えて財布の中に入っているお金は小遣いですから、なくなっては困りますが、蓄えはあるはずなので、すぐには困らないでしょう。ですから、財布の中にある金が考えてみると当然ですが、すぐに友人知人に用立てできるお金ということになります。

そのお金の金額は3万円くらいが相場でしょう。1万円や2万円でしたら、日払いのバイトなどをして調達できますが、3万円となると微妙に調達しづらいお金となってくるのです。ですから、友人知人を頼る場合は3万円くらいをベースに考えたほうがいいでしょう。ただし、必要なお金が3万円だから、友人から借りようと短絡的に考えないようにしないといけません。友人知人も勝手知ったる仲ですから、快く貸してくれることでしょう。それは、お互いに気心が知れているので、お金を貸しても必ず返してくれるという信頼関係があるからです。

もっとも、借りる側としてはマナーとして借用書を用意するようにしましょう。たいてい貸す側が借用書を用意するのですが、友人知人となると借用書を用意しづらいのです。その気持ちを汲んで借りる側が借用書を用意することは珍しいことではありません。水くさいとか言われそうですが、マナーとして覚えておきたいものです。借用書には次の給料日に全額返済くらいを書いておけばいいでしょう。間違っても分割払いといったことをしてはいけません。友人との貸借りは一度できっちりと返済するのが基本です。

分割払いにしてしまうと、返済まで時間がかかってしまうので、お互いにギクシャクしてしまう可能性も否定できません。いくら仲が良くても、お金の問題で簡単に仲違いすることもあるのです。そうならないためにも、お金の問題はできるだけ早く解決しなくてはいけません。そういった意味でもお金の貸借りに分割での返済をしてはいけません。できるだけ早く一回払いで返済するようにしましょう。

他にも、すぐにお金を調達するのに時間があるときは、ネットオークションを利用する方法があります。家庭の不要品などは買取業者と比べて、ネットオークションのほうが高値になりやすいです。

それでも、入札があるかどうかは未知数ですし、落札された場合の落札者との連絡と入金の確認、発送と出品者のすることは多いので、費用対効果を考えるとかなり微妙です。手間をかけないためにも、ネットオークションよりもスタンダードな買取り業者に頼むほうが得策ということです。
   

銀行と消費者金融会社

ある程度のまとまったお金となると、銀行や消費者金融会社からお金を借りるのが手っ取り早いです。特に銀行カードローンのほうが消費者金融会社のカードローンよりも金利が低いので、最初にお金を借りるのでしたらオススメです。

銀行カードローンのほうがいいのは金利だけではありません。どうしても消費者金融会社からお金を借りるというのは、サラ金のイメージが払拭しきれていないため、世間体の問題もあるからです。消費者金融会社からお金を借りているということで、生活に困っていると思われてしまうからです。

基本的に、お金を消費者金融会社から借りているということがわかることはありません。全くゼロというわけではないのですが、自分の口から言わない限り周囲にバレることはないでしょう。それでも、消費者金融会社のイメージは今では好転していてもそれでも、昔の取り立ての厳しさを知っている人は少なくありませんし、現在の若者でもサラ金の意味をよく知っている人が多いです。ですから、まずは銀行カードローンからお金を借りるようにしたいところです。

しかし、誰でも銀行カードローンから気軽にお金を借りることができるわけではありません。属性の高い人でしたら、銀行カードローンからお金を借りやすいのですが、属性が低いと銀行カードローンからお金を借りることができません。

この属性というのは、お金の借りやすさや返済能力を計る指標です。属性の高い低いというのは、さまざまな項目によって決められるもので、一つの項目で決定されるものではありません。それでも、属性の高さを決めるうえで大きなウエイトを占めているのが雇用形態です。雇用形態は正規雇用と非正規雇用に分けられます。

正規雇用はいわゆる正社員のことです。非正規雇用はパートアルバイトや派遣社員、契約社員です。正規雇用の人のほうが当然ですが属性は高くなり、銀行カードローンも借りることができるでしょう。一方で非正規雇用の人は銀行カードローンの審査に通るのは難しそうです。この違いは漠然とは分かると思うのですが、具体的に説明すると、収入が多い少ないといった面もあるのですが、大きいのは雇用が会社から保証されているかどうかです。

正規雇用されている人は、雇用が定年まで保障されています。終身雇用が崩壊して久しいとされていますが、それでも、望めば定年まで勤めあげることができるのです。会社が勝手に雇用契約を打ち切ってクビにすることはできないのです。一方の非正規雇用の人も雇用契約を結ぶのですが、これは有期となります。機関は3ヵ月であったり6ヵ月あるいは1年という期間になります。

雇用契約を結んでいるときは雇用が会社から保証されているのですが、更新期間がくると、会社が雇用契約の更新をしなければ、その時点で会社を辞めなくてはいけません。つまりは継続的に雇用が保証されているのではないのです。この点を見て銀行は非正規雇用の人は収入が安定していないとみるわけです。属性の違いはそういった所に現われるということですね。
 

消費者金融会社で借りる

銀行カードローンでお金を借りることができなければ、消費者金融会社でお金を借りることになります。消費者金融会社のカードローンは銀行カードローンの審査に落ちた人の受け皿的な存在になっているのは間違いないでしょう。

消費者金融会社のカードローンでしたら、非正規雇用の属性の低い人でも、消費者金融会社カードローンの審査に通ることも可能です。また、消費者金融会社の中でもカードローンがもっとも審査基準が厳しいので、延滞歴のある人でしたら審査に落ちることもあるかもしれません。

カードローンが消費者金融会社のローンのすべてではありません。消費者金融会社には、大手消費者金融会社のカードローンの他に中小消費者金融会社、さらに小規模な街金といった消費者金融会社があります。街金はときに闇金と間違えられることもあるので注意したいところです。

大手消費者金融会社のカードローンがすべてではないので、他にお金を借りるところが無いと思って、闇金融といった闇金業者からお金を借りることが絶対にないようにしましょう。高金利でお金を貸し出してきますから、利息の返済だけでも大変な返済になってしまいます。

闇金は非合法の金融業者ですから、その存在を知ったら、警察に通報するほうがいいでしょう。特に債務整理に陥って、どこからもお金を借りることができない人に近寄ってくるのが闇金です。闇金の中にはソフト闇金もあるのでそのあたりにも注意しましょう。

消費者金融業者では、大手消費者金融会社のカードローンでお金を借りるのが一番ですが、カードローンの審査に落ちると次は、中小消費者金融会社や街金のローンに頼ることになるのです。
   

中小消費者金融会社と街金

消費者金融会社のほとんどを占めるのが中小消費者金融会社と街金です。大手消費者金融会社は数社程度しかなく、2,000社近くある消費者金融会社の中ではごく少数派ということになるのです。

中小消費者金融会社は多彩で、大手消費者金融会社に匹敵するような業容の中小消費者金融会社もありますし、街金に毛の生えたような中小消費者金融会社もあります。このあたりの消費者金融会社に融資の申し込みをする人は、複数の債務を抱えている人が多いでしょう。

消費者金融会社に総量規制という問題があり、年収の3分の1までしか借り入れができません。消費者金融会社にのみ適用される法律です。法律ですから、守らなければ罰則があります。そのため年収の3分の1まで借りた人は全く借り入れができないのかというとそうでもありません。

総量規制にかかっている人は、毎月数万円程度の返済をしているはずです。そうなると、借入可能額も増えていきますし、総量規制にかかっていても借り入れ額はありそうです。実は数万円程度の誤差があってもお金を借りることはできるようです。

街金の場合は、総量規制などの借り入れ額の把握ができないことも多く、審査も迅速にしたいために、融資額も10万円程度に絞っています。10万円でしたら、まさに総量規制も誤差の範囲として貸し出しができるということですね。
   

ブラックでも即金で借りることができる？

返済不能となって債務整理に陥り、金融事故情報として信用情報機関に記録されることをブラックリストに載るといいます。

ブラックになると、原則として消費者金融会社からお金を借りることはできないのですが、ネットではときたま口コミサイトなどにブラックでもお金を借りることができたという投稿を見ることができるのです。

ブラックでもお金を借りることができるのでしょうか。そのカラクリは、一部の中小消費者金融会社と街金が行っている独自審査にあります。

独自審査というのは、信用情報機関に照会せずに行う審査のことです。現在の属性のみで審査を行うので、電話による在籍確認がとれること、さらには収入証明書などの種類の提出ができることで、審査に通ることができるのです。

ですから、場合によってはブラックでも即金でお金を借りることができるでしょう。もっとも、ブラックでも必ずお金を借りることができるというわけではないので、その点には注意が必要です。